仏事Q&A

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「善知識ぜんちしき」とは、どういう意味ですか?

知識はないよりもあったほうがいいです。 しかし、知識があればいいというものでもありません。 なぜなら、知識には善と悪があるからです。 

仏教では、知識は友人や修行仲間のことを意味します。 ですから知識に善と悪があるのです。 善い友人のことを「善知識」、悪い友人のことを「悪知識」といいます。 知識を持つことは大切です。 それは現代の言葉の意味でも仏教用の意味でもです。 しかし、知識も友人もあればいい、というものではありません。 

善い知識、善い友人を求めるべきでしょう。 悪い知識や悪い友人ならば、ないほうがいいのです。 お釈迦様は「悪い友と行くくらいなら、一人孤独にいるほうがよい」と説かれています。 本当の友人ならば、悪の道へ行こうとすれば止めるべきでしょうし、悪の道へ引きずり込むようなことはしません。 悪への道を共にしたり、周囲の人を悲しませるような行為をしたりする友人といるならば、一人孤独に過ごしたほうがよいのです。 
善知識を求めましょう。 そして、自らも善知識であろうとしましょう。 身につける知識も友人も善であるほうがいいのです。 周囲の人たちを悲しませてはいけないのです。

ご参考までに・・・。