仏事Q&A

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曼荼羅とはなんですか?

曼荼羅は、インドの言葉「マンダラ」をそのまま漢字の音にあてはめているもので、文字そのものには特別な意味があるわけではありません。 花びらを集めて、丸く輪を作ったものを、インドでマンダラといっていたようで、「あつまり」という意味があります。 この「あつまり」という言葉の本来の意味と別に「本当のものをもつ」という意味もあり、仏教でいう「本当のものをもつもの」とは仏の悟りであるところから、「仏の悟りの境地」という意味になりました。

さらに発展して「仏が集まっているところ『壇』」、そして「あらゆるものが集まり備わっているもの『輪廻具足』」という意味の言葉になりました。 

ですから、曼荼羅は仏の悟りの境地であり、またあらゆる仏様が集まっておられるところということです。 そして、私達もそのマンダラの世界の一つになりたいという願いから、ご本尊として拝むわけです。 曼荼羅は、文字であらわされた日蓮宗のものや、真言宗など密教においてもことに大切にされ、仏様のお姿を絵に描いたものや、仏様の徳をあらわした文字「種子しゅうじ」であらわされた種子曼荼羅、あるいは仏様の象徴である三昧耶さんまやで描かれた三昧耶曼荼羅などがあります。

ご参考までに・・・。