仏事Q&A

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百尺竿頭に一歩進む(ひゃくしゃくかんとうにいっぽをすすむ)とは、どういう意味ですか?

「百尺竿頭」は三十メートルほどの長い竹竿の先端の意で、厳しい修行を経て到達できる悟りの境地を意味します。

そこまでたどり着いても満足せず、もう一歩先に行けというわけですが、その先にはもう竿がありませんから進めません。では、どうするのでしょう?

後ろに進むのです。悟りの境地を得るために、一人で向上したその修行を一歩進めて「後退」し、人々のために尽くすところに降りていく。

目的を達成したときに得たものを守り満足するのではなく、自分の経験を人々に役立てるための新しい一歩をみつけましょうということです

合格した時、結婚した時、事業に成功した時、目標を達成した時に、それに満足して歩みをとめないことが大切なのです。

物事を極めようとしても、そこに限界はありません。その位置に満足してとどまり執着すると、失うことの悩みが始まります。

人生には常に次のステップがあるのです。