- 仏事Q&A
仏教での「まんじゅう」は、どういう意味ですか?
「まんじゅう」の語源は、中国の「饅頭」であるというのが通説ですが、意外にも「まんじゅう」はインドが元であるという説もあります。
「まんじゅう」は、サンスクリット語の音写で、中国語ではないのです。 元は「マンジュー」。 つまり文殊菩薩と同じで、やわらかいという意味です。 文殊菩薩は智慧の菩薩様で有名です。 「三人寄れば文殊の智慧」という諺は、皆さんもご存知でしょう。 その名前は、サンスクリット語名をそのまま音写しています。
元は「マンジュ シリー ボーディーサットバ」です。 マンジューは柔軟な、シリーは吉祥、ボーディーサットバは菩提薩堆です。 そのまま音写して「文殊師利菩薩」と呼ばれています。
意味をとれば、柔軟な智慧を持った吉祥をもたらす菩薩となります。 皆さんもおまんじゅうを食べるときは、文殊菩薩様の智慧を頂いて、やわらかい頭になるのだと思って食べてください。
ご参考までに・・・。