仏事Q&A

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拈華微笑ねんげみしょうとは、どういう意味ですか?

「拈華微笑」とは、お釈迦様の故事の一つです。 お釈迦様が説法の際に一輪の花をつまんで悟りの境地を示したところ、多くの弟子たちが沈黙しました。 そんななか、迦葉かしょうという弟子が一人だけ、その意味を理解して微笑みました。 そこから「言葉によらず、心から心へ伝わる」ことを示す禅語となりました。 言語を超越して悟りを開く、禅宗の起こりの説話でもあります。

大切な気持ちを伝えるとき、人は言葉や贈り物を手段として思い浮かべます。 けれども、ただにっこりと微笑むだけで気持ちは相手に伝わるものです。 無言の中に言葉では語りつくせないものを込めることができるはずです。

このような、心を心で伝える以心伝心のような関係は、決して親子や恋人、夫婦、親友のような親しい間柄だけに成立するものではありません。

ご参考までに・・・。