仏事Q&A

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鶏寒上樹 鴨寒下水とはどういう意味ですか?

一つのことを決めるのに、いつもまとまらない。

「Aでいいんじゃないの」「いや僕はBがいい」「AもBもいいと思わない」などなど、、、。

まとめ役を引き受けたなら「どうしてみんな好き勝手なことを言うの?」と、腹を立てることもあるでしょう。

人間は十人十色。 趣味趣向も異なれば、感情的な人、論理的な人など様々です。 こうした個性豊かな人々と折り合いをつけながら生きていかないといけません。

 

「鶏寒上樹 鴨寒下水 とりさむくしてきにのぼり かもさむきしてみずにくだる」という禅語は、鶏は寒いと木に上るけど、鴨は寒いと水に入る様子を、同じ鳥でも寒さに対する方策が違うのだから、人間も相違があっていいしゃないか、と説いています。

 

新しい人が仲間になった時、あなたはどんな行動をとりますか?

すぐに飲み会や食事に誘って歓迎の意を示そうとしますか? それとも、相手が落ち着いてから誘いますか?

 

どんな行動をとったとしても、どれも正解はないのです。

いく通りもの考え方ややり方があるのですから、、、。