仏事Q&A

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挨拶とは、どういう意味ですか?

「挨拶」とは、軽く触れるという意味の「挨」と、強く触れるという意味の「拶」からできています。 つまり「挨拶」とは「軽く、そして強く触れ合う」という意味なのです。
では、軽く、そして強く触れ合うものとは何なのでしょうか? それは、人と人なのです。 「挨拶」とは、もともと禅寺で行われていた禅問答のことでした。
その昔、禅寺では師と弟子、あるいは修行僧同士が出会うと禅問答を始める習慣があったそうです。

師が弟子に軽く尋ねます。
「問う、◯◯とはなんぞや」
弟子は即座に力強く答えます。
「答う。◯◯とは□□なり」
禅の修行では、軽く問う、そして力強く即座に答えるという問答・・・挨拶が、そべての修行の始まりだったのです。

やがて、私たちが知り合いに会った時に交わす言葉や、初めて会った時に交わす言葉が「挨拶」と呼ばれるようになりました。 それは、挨拶が修行僧の問答のように大切な言葉だからでしょう。 挨拶があるからこそ、人と人の触れ合いが始まるのです。 挨拶ができなければ、人間関係も始まりません。 たとえ小さな声でもいいのです。 恥ずかしがらずに挨拶してみましょう。 軽く「おはようございます」「こんにちは」でいいのです。 もちろん微笑みの会釈でも構いません。 そこから、あなたと周りとの関係が始まるのです。

ご参考までに・・・。